10周年の熱海

8月もあとわずかですが、まだまだ暑い日が続きます。

この週末、「司法研修所第59期10周年記念大会」なるものに出かけてきました。
同業者向けには省きたい説明ですが、簡単に言うと、司法修習を終えて10年の節目の
公式の同窓会です(簡単に言いすぎているので、厳密に言うと違うかもしれません。)。

開催場所は毎年恒例の熱海・後楽園ホテル。
もちろん張り切って出かけました。
構成としては、最初に全体の懇親会を行い、その後夕方からはクラス別の
懇親会を行ないました。
お気づきかもしれませんが、最短でも1泊2日の単位でしか申し込めません。

私のクラスは、教官は6名中5名、元修習生は75名中35名が出席とのことで
和やかに懇親会が始まりました。
10年ぶりにお会いする方が多かったのですが、見た目はともかく
みなさんのお人柄は、10年の月日の隔たりを感じさせない温かいものでした。
話題は尽きることなく、クラスの懇親会は夜更けまで続きました。
とはいえ、時間とともにリタイア者が続出してきた辺りで
やっぱりみんな10年分歳をとったのだと実感しました。
(私も午前2時過ぎにギブアップしました。)
というわけで本当に楽しい1泊2日でした。

10年の月日というと、普通に考えてとても長いです。
修習終了直後に生まれたお子さんが、もう小学校中学年に突入していたりします。
10年という年月に見合うだけの成長をできているかと言われると
少し不安になったりもします。
同期の友人が、「新人のころ、10期上の弁護士というと雲の上の存在のように
感じたけど、いざ10年経ってみると、自分がその先輩のようになれたとは
思えない」と言っているのを聞き、本当にその通りだと感じました。

とは言え、経験10年の弁護士というと、もはや「若手」ではありません。
そう言えば、先日初めてお会いしたご相談者の方が私に、
「電話だと声が若い感じがしたので、若くてキラキラした方だったらどうしようかと
心配しましたが、お会いして安心しました。」とおっしゃいました。
(注:もちろん褒め言葉です。)
感慨深いですね。

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